日本画

     
   
《一会の譜》《和の詩》《魂のふるさとを求めて》《帰幸蛍》と描き続けてきた屏風絵「竹取物語」シリーズの完結編が、本作《安心 (あんじん)》です。終には皆、地球での使命を終えて本当に安らかな真の世界に溶け込んでいくといいます。しかし、この世に生きている今でも「真の世界」に浸ることができると目覚め、その心の境地を本作で表現しました。
「あなたは何を求めているのか」<br />
  …………<br />
怒り、悩み、悲しみを通り過ぎ、<br />
今は、「天に教えを求めて」<br />
少しずつ、歩いています。<br />
そうしたら、<br />
安らかになれると気付きました。
現実の生活に疲れた時、<br />
目に見える自分から、スーッと抜け出します。<br />
すると、呼吸が静かになって、サワサワと木々の揺れる音だけが聞こえてきます。<br />
静寂の中の心安らかな一刻です。
一生、<br />
目指し登り続けても<br />
辿り着けない<br />
気高く不動の青山の頂(いただき)。<br />
それでも、目指さないではいられない…。<br />
それが人間の真の姿なのでしょう。

   

 
 

大谷笙紅

OTANI SHOKO

西宮市水墨・墨彩画協会芸術会員、公益財団法人天風会会員
 
1942年生まれ。禅画を経て武井泰道氏に師事。
全国公募日本墨相展大賞3回受賞、他多数受賞。現在西宮水墨・墨彩画協会芸術会員、公益財団法人天風会会員。
個展、グループ展、美術出版物にて作品発表。

 
     

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