日本画

     
   
私達・人は頻度に個人差はあっても、常に「実在の世界」と「存在の世界」を往き来しています。<br />
目に見えない「実在の世界」に意識を置いた時、とても心が安らかになります。<br />
私にとってこの絵は苦しい時や病になった時に、傍らに置いて見ていたい絵です。
《一会の譜》《和の詩》《魂のふるさとを求めて》《帰幸蛍》と描き続けてきた屏風絵「竹取物語」シリーズの完結編が、本作《安心 (あんじん)》です。終には皆、地球での使命を終えて本当に安らかな真の世界に溶け込んでいくといいます。しかし、この世に生きている今でも「真の世界」に浸ることができると目覚め、その心の境地を本作で表現しました。
「あなたは何を求めているのか」<br />
  …………<br />
怒り、悩み、悲しみを通り過ぎ、<br />
今は、「天に教えを求めて」<br />
少しずつ、歩いています。<br />
そうしたら、<br />
安らかになれると気付きました。
現実の生活に疲れた時、<br />
目に見える自分から、スーッと抜け出します。<br />
すると、呼吸が静かになって、サワサワと木々の揺れる音だけが聞こえてきます。<br />
静寂の中の心安らかな一刻です。

   

 
 

大谷笙紅

OTANI SHOKO

西宮市水墨・墨彩画協会芸術会員、公益財団法人天風会会員
 
大分県出身。禅画を経て、墨相画心統一筆法創元・武井泰道に師事。
日本墨相展にて3度大賞のほか特別心技賞、金賞、銀賞、銅賞など受賞多数。
2018年『魂のふるさとを求めて 大谷笙紅 墨相画の世界』を出版。
墨相画心統一筆法・師範科正師範。公益財団法人天風会会員。
個展(有楽町朝日ギャラリーなどにて)。
2019年3月26日〜31日「墨相画 大谷笙紅展 魂のふるさとを求めて」岸和田市立浪切ホール(1F多目的ホール)にて開催。

 
     

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