日本画

     
   

山高神代桜・樹齢2000年と言われる桜の樹。神々しいまでの、その生き続けた姿は、生きようとする強い力を見る者に感じさせ、勇気と希望を与え続けている。人間の生命が100年余りと見ても、今までの年月とこれからも続くであろうその生きる力を、2011年3月11日以後、未だに復興のままならぬ古里宮城に希望を見い出す根強い底力を是非持ち続けてほしいという願いを込めて、この作品を描き上げた。


樹齢2,000年と言われる「山高神代桜」、私を案内して下さった御夫婦は、誇らしく我が分身の如く語った。その樹の永い年月を物語る様は、古里宮城の震災の様と皆の生き様に重なり、祈る気持で描き上げた。「様様(さまざま)しい」古里の方言でしか表現出来ない言葉のもどかしさを感じた。<br />
「あなたの様に生きて行きます。命の限り」―生きる!―

   

 
 

三浦敦子

MIURA ATSUKO

華耀会会員、青枢会会員

 
1996年
1999年
2000年
2005年
2006年
2007年
2008年

大矢十四彦(日本美術院特待)に師事
川崎市美術展奨励賞受賞(以後2回)
同展優秀賞受賞(以後2回)
青枢展一般優秀賞受賞
同展準会員優秀賞受賞、会員となる
奈良万葉日本画大賞展入選(同2009年)
青枢展審査員特別賞受賞
 
他女流画家協会展入選、雪舟展数回入選、個展2回(銀座・ギャラリームサシ)
作品収蔵:川崎多摩区庁舎(1)・川崎市立多摩病院(3)・宮城県立黒川高校(1)・宮城県大和町舎(3)

 
     

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