洋画

     
   

過去の先人たちに教えを請い、また時空を超えて共鳴する歓びをいただきながら、古陶の魅力と花の美をモチーフとして、日々葛藤を繰り返しつつ描き続けております。<br />
陶の名品に内在する宇宙観、時の移ろいを映し出す花々の姿には、日本古来の美の心、そして遠い故郷への懐かしさを強く想起させる不思議な力を感じます。<br />
時の流れは早いもので、いつも間にか私も還暦を過ぎてしまいました。<br />
これまでの長い道のりの中で、苦しい時代もありましたが、多くの方々との出会いによって我が人生は支えられてまいりました。今、振り返れば唯々感無量であります。<br />
「たぬまざる 歩み恐ろし かたつむり」〈北村 西望〉<br />
芸術の道は険しく、目指すところはなお遠く、精進に終わりはありません。この句のように生涯をかけて一歩ずつ積み重ねてまいります。

陶の魅力と花の美しさを描き続け、多くの方々の共感を頂きながら、今なお格闘している。陶の名品に内在する宇宙観と四季のうつろいを映し出す花々は日本古来の美の心を感じます。そして今新たな美の価値創造を求めて…<br />
花がなぜ美しいのか? ある哲学者は語った。<br />
「それは生き抜くために全生命で戦っているからだ」と…。

   

 
 

九鬼三郎

KUKI SABURO

 
1951年
1972年
1977年
1978年
1983年
1994年
1997年
1998年
2000年
2011年
2013年
兵庫県生まれ
パリのアカデミー・グラン・ショミエールに学ぶ
第三文明展に入選する
『ニューヨーク・エコノミックスサロン』の表紙を24か月担当する
国際扇面展に入選する
上野の森美術館大賞展に入選する
小磯良平大賞展に入選
パリ芸術大賞を受賞
個展を大阪・大丸心斎橋店で開催(同2001年、02年)
個展を大丸東京店で開催
個展を大丸神戸店、あさご芸術の森美術館(兵庫県)で開催

 
     

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