日本画

     
   

この地は中国山地広島県、島根県の県境の風光明媚な景勝地である。紅葉に染まった山道を奥地へ進むと、眼前に忽然と現れる奇岩、神々しく何とも云えない美しさである。下車して遊歩道を下って行くと、そこはまるで別世界、自然の箱庭の様。清水あり、林あり、道場迄うっそうとした杉の大木の根っこには無数のお地蔵様が鎮座され、その前方にはまた奇岩がそびえたち、幾枚も絵にしたい場所であった。


平凡な、誰でも描けそうな絵ですが何となく心が晴れるような絵だと思っております。霧の中に浮かぶ雄大な山、光と影とのバランスがさゞ波と共によく出来たと思います。<br />
昨年は丁度圧迫骨折、右手首骨折と、とても絵どころではなかったのですが、何とか頑張りました。

   

 
 

菊間瑞香

KIKUMA ZUIKO

日本水墨院理事、広島県水墨協会理事、サティカルチャーセンター講師
 
1927年
1945年
1986年
1990年
 
1995年
2005年
2012年
 
京都府生まれ
広島市比治山高等女学校を卒業
水墨画を始め近村雅堂に師事する
第3回NHK生涯学習水墨展で特選(同91年)
第5回日本水墨院展で奨励賞受賞
第10回日本水墨院展で佳作賞受賞(98年特選受賞)
第20回日本水墨院展で新潟日報社賞受賞(09年審査委員賞受賞)
第27回日本水墨院展で日本水墨院奨励賞・墨寿賞受賞
日中友好40周年記念大賞を受賞

 
     

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