洋画

     
   

“旅”があって作品がある、わたしの絵画<br />
インドに始まり“雪のモスクワシリーズ”に、戦い続け現在がある。<br />
この作品は、永年の夢であったアーモンドの花咲くシチリア島一周の旅のあとの2作目である。2000年の歴史を持つ遺跡の島である。<br />

「雪」は、作品のテーマの一つである。<br />
「雪のモスクワ風景」の作家としてデビューした後、永遠のテーマとしている。<br />
「白い街」は、日本の北の街の古い一角を描いた作品である。何年も温めて描いた作品である。

ドモールと呼ばれる砂漠のオアシスに忽然と姿を現す昼間の黄土色の列柱群とは違った<br />
シルクロード交易の繁栄を極めた王国。<br />
「パルミラ」は密やかにライトアップが始まる。そして、月が静かに昇る。<br />
この時「悠久」の時を思う。

   

 
 

檜原和子

HIHARA KAZUKO

国際現代美術協会(i.m.a)代表理事、日本美術家連盟会員
 
1944年
1966年
1972年
1979年
1981年
 
1997年
1999年
2002年

山口県生まれ
専修大学法学部卒業
初のヨーロッパ旅行、絵を描く契機となる
県展に入選を重ね神奈川県美術家協会会員となる(80年神奈川県知事賞受賞)
国際現代美術協会の創立に参加、代表理事となる
初の個展を開催
ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール会員となる
『檜原和子画集』刊行
第28回i.m.a展文部大臣奨励賞受賞

 
     

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