彫刻

     
   

現代は何がおこるかわからないような雰囲気におそわれる時がよくあるような気がします。静かな雰囲気がある日突然に動き出す、そんな状況を、モデルの踊りできたえた身体とポーズを通して、静の内に燃える魂の炎がいつしか動へ、そして夢へと向かう事を願って制作しました。

現代はスピード感とかそういうものよりも情操、豊かな感情が求められる時代ではないかと思う。歩みは遅くとも大地に足をつけ、ゆっくりと前に進みたいものと願っている。


現代の美術の世界に何か一つ、新しい風を吹きこみたいものと願っている自分の気持ち、何かに感動したいと願う気持ちを作品に託してみた。

   

 
 

橋本堅太郎

HASHIMOTO KENTARO

文化功労者、日本藝術院会員、日展顧問
日本彫刻会常務理事、東京学芸大学名誉教授
 
1930年
1953年
1966年
1975年
1982年
1992年
1996年
2000年
2011年

東京生まれ
東京藝術大学彫刻科卒業
日展特選(同70年)
日展会員となる
東京学芸大学教授(~94年)
日展文部大臣賞受賞
日本藝術院賞受賞、日本藝術院会員となる
日展理事長(~09年)
文化功労者となる

 
     

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