洋画

     
   

英知の象徴とみなされる縁起の良い鳥。「福老(豊かに年を取り不老長寿)」と記される福の鳥、神の鳥、森の哲学者・梟。日本にはフクロウの仲間とみられるのは8種ほどと云われる。<br />
日本画の作品には多く登場しているが、洋画には意外に少ない。主題としてではなかったが、画面の中央に収まったので題になった。発表後、梟関連の資料が目に付き蒐ったが、次に梟が登場しそうもない。


左翼華やかりし戦後、「社会主義リアリズム」へのアンチ・テーゼとして「シュルレアリズム」があり、東京にも「新超現実派」の前衛運動があった。茫漠五十年理念は拡散し、運動は消滅し、人は去り、若き日の夢の軌跡が残った。「通信を終ります、永年有難うございました。」と知友からの便り、新超現実派に参加した事もある過去。真に近づく描写によってまがい物の現実を作り出し、本物の現実らしさの虚構の空間の中で外界の通年を拒み、無視し、独自の世界を、と物体の配置の造形に専念する。

   

 
 

遠藤敏弥

ENDO TOSHIYA

一創会所属
 
1930年新潟県生まれ。
武蔵野美術大学卒業後、国際青年美術家展に入選。一創会展にて一創会賞を受賞。またジュワン会員となる。このほか東京展など出品し、2012年東京展奨励賞受賞。

 
     

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