特別展「東山魁夷 日本美の象徴」が開催 《朝明けの潮》に見る魁夷の求めた美

2019年10月25日 13:00 カテゴリ:最新のニュース

 

東山魁夷《朝明けの潮》のための小下図1/ 20(1) 1968(昭和43)年 東京国立近代美術館蔵

東山魁夷《朝明けの潮》のための小下図1/ 20(1) 1968(昭和43)年 東京国立近代美術館蔵

 

1968(昭和43)年、吉村順三の設計による皇居新宮殿造営に伴い、東山魁夷が制作した壁画《朝明けの潮》。

 

縦約3・8m、横約14・3mに及ぶ大壁画は賓客を最初に迎える長和殿「波の間」に掲げられ、魁夷が込めた悠久の時の流れ、平和への想いを緑青の潮のなかに色濃く湛えている。

 

今回、千葉県の市川市東山魁夷記念館では、本壁画のスケッチ・小下図がまとまって収蔵されている東京国立近代美術館の特別協力のもと、壁画制作の全貌を二部構成(前期・後期、会期中展示替えあり)で紹介し魁夷の追い求めた日本美の象徴に迫る。

 

ああああ

(左)東山魁夷《朝明けの潮》のためのスケッチ(13) 1965-66(昭和40-41)年 東京国立近代美術館蔵
(右)東山魁夷《朝明けの潮》のためのスケッチ(18) 1965-66(昭和40-41)年 東京国立近代美術館蔵

 

肌を撫でる潮風、打ち寄せる波…各地の海岸を巡り感じた大自然の息吹や鼓動。掲出作をはじめとする展覧からは、日本の海を自然美の象徴として捉え大画面に向かう魁夷の視線や熱意を窺うことができるはずだ。

 

その他《日月四季図 小下絵》(東京国立近代美術館蔵)や、《萬緑新 中下図》、《夏に入る》など市川市東山魁夷記念館所蔵の優品もあわせて出品予定。風景画家として比類なき地歩を築いた魁夷の絵画世界を見つめて欲しい。

 

東山魁夷《日月四季図 小下絵》1960(昭和35)年 東京国立近代美術館蔵

東山魁夷《日月四季図 小下絵》1960(昭和35)年 東京国立近代美術館蔵

 

【展覧会】特別展「東山魁夷 日本美の象徴」 特別協力:東京国立近代美術館

【会期】 前期:2019年10月26日(土)~2019年11月24日(日)

     後期:2019年11月26日(火)~2019年12月22日(日)

【会場】 市川市東山魁夷記念館(千葉県市川市中山1-16-2)

【TEL】 047-333-2011

【休館】月曜(祝日のとき翌日)

【開廊】 10:00~17:00(入館は16:30まで)

【料金】 一般600円 65歳以上480円 高大生300円 中学生以下無料

【関連リンク】 市川市東山魁夷記念館

 

◇特別講演会「国民画家・東山魁夷とその時代」
日時/2019年12月5日(木)15:00~
講師/土屋禮一氏(日本画家)
場所/グリーンスタジオ(市川市生涯学習センター2階)
定員/抽選で220名
申込方法/市川市イベントポータルサイト
     または、往復はがき(1枚2人まで)に全員の住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号を記載し同館まで
申込締切/2019年11月18日(月)必着 

 


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