共鳴し集った18名の彫刻家―「石空間展9」が髙島屋日本橋店で開催

2018年08月07日 09:35 カテゴリ:最新のニュース

 

彫刻家の大成浩を中心に、「アトリエ風」が誕生したのは1983年。石を素材に新しい造形表現を求める若者たちを受け入れるため、共同アトリエとして設立された。そのアトリエ風のメンバー5人で、「石空間展」が初めて開催されたのは28年前。以来、不定期の開催ながら本展で9回を重ねる。

 

 

メンバーは「実空間における実寸彫刻」をつくり続ける大成浩を始め、大成が教鞭を執った東京造形大学と岩手大学の卒業生などで、現在その多くが国画会に所属する。第1回から出品するのは、永遠という心象風景を石に刻む菊地伸治と宇宙や光線を想起させる作品の原透。継続出品するのは、石井尚志、大成哲、かん、佐々木悦也、芝田典子、鈴木茂、土屋勝、西村大喜、吉原周、渡辺忍、藁谷収。近年は水や生命を発露とする緒方良信や「石を彫ることは思考すること」という田中康二郎が参加。本展からは、ブロンズで遺跡の像をつくる古島実と時のかけらをテーマに制作を続ける中島香緒里が出品する。

 

「各々の参加作家が、独自の方向を求めて、素材の可能性に挑戦している。自らのテーマを深化させ、自らの形を明確にしていく。それは、自分の色と音を確立しながら、全体的な共鳴音を創り出そうとする大オーケストラのようなものである。回を重ねるごとに、個々の作家が醸し出すサウンドの輝きが、益々研ぎすまされたハーモニーを創出して、大空間を構築している。継続の力である」との言葉を大成は本展カタログに寄せている。30代から80代の彫刻家18名が立体と平面を含む各3点を出品予定。

 

【展覧会】石空間展9

【会期】2018年8月15日(水)~21日(火)

【会場】髙島屋日本橋店 6階美術画廊(東京都中央区日本橋2-4-1)

【TEL】03-3211-4111

【営業時間】10:30~19:30(最終日は16時閉場)

【ギャラリートーク】8月18日(土)15時~

 

【関連リンク】髙島屋の美術

 


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