2017年入場者BEST3は65万「ミュシャ展」、62万「国宝」展、60万「運慶」展

2017年11月28日 16:50 カテゴリ:最新のニュース

 

「草間彌生展」(国立新美術館)の最終日、入場待ちの様子

約52万人を記録した「草間彌生 わが永遠の魂」(国立新美術館)の最終日、入場待ちの様子

 

2017年1月から12月に会期のあたる大型企画展入場者数は、国立新美術館「ミュシャ展」(3月8日~6月5日)の657,350人が最も多く入場者を集め、第1位となる見通しだ。

 

それに続くのが、この秋に東京・京都の国立博物館で開催された「運慶」展と「国宝」展。主催者発表では、京都国立博物館「国宝」展が約624,500人。同館の過去最高入場者数になる。そして、東京国立博物館「運慶」展が、主催者発表で600,439人。これにより、2017年の1年間に開催された大型企画展の入場者数は、1位「ミュシャ展」、2位「国宝」展、3位「運慶」展となることがほぼ確実になった。

 

6×8mにもなる「スラヴ叙事詩」連作が圧巻の展示空間を生み出した「ミュシャ展」

6×8mにもなる「スラヴ叙事詩」連作が圧巻の展示空間を生み出した「ミュシャ展」(国立新美術館)

 

なお、「ミュシャ展」とともに国立新美術館開館10周年記念展として開催された「草間彌生 わが永遠の魂」(2月22日~5月22日)は、518,893人で第4位。また、自然・科学系では、国立科学博物館「深海2017」(7月11日~10月1日)が60万人超を記録した。

 

現在開催中のものでは、週末に入場待ちが3時間となる日もある「怖い絵展」(上野の森美術館、10月7日~12月17日)が、最終的に40万人に達すると見られている。

 

【関連リンク】 ミュシャと草間で117万人! 2017年上半期展覧会入場者数 BEST20

 

「運慶展」(東京国立博物館)の最終日、午後2時頃の様子。館内は混雑しているものの、入場待ちは約10分であった。

「運慶」展(東京国立博物館)の最終日、午後2時頃の様子。館内は混雑しているものの、入場待ちは約10分であった

 

 


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