「2017 MITSUKOSHI ART CUBE」に草間彌生や千住博、井上有一、バンクシー

2017年07月20日 15:05 カテゴリ:最新のニュース

 

 

日本橋三越本店で7月19日より、新鋭作家から世界的に活躍する巨匠まで魅力あふれるアート作品約200点を集めた「2017 MITSUKOSHI ART CUBE」が開催されている。

 

昨年より開催されているこの「ART CUBE」では、日本画、洋画、彫刻、版画、写真、コンテンポラリーアートなど、新時代を切り開くさまざまなスタイルのアーティストたちをブースごとに分け、アートシーンの「今」を展覧するもので、今回は、過去最大規模の個展「草間彌生 わが永遠の魂」(国立新美術館)で50万人以上を動員した現代美術家・草間彌生、《Water Fall》など独自の感性から生み出される作品で国際的に知られる日本画家・千住博の特集ブースに、KAWS、村上隆、アンディ―・ウォーホールらの版画を中心とするコンテンポラリーアート特集、バンクシーらストリートアートの作家特集など18のブースで構成。

 

 

新鋭作家では、素朴で親しみやすい絵柄に心の傷を投影し、どこかノスタルジックな作品で注目を集める銅版画家・村上早(1992年群馬県生まれ、武蔵野美術大学大学院博士後期課程在籍)、間を意識した巧みな構図と色彩により瑞々しく静かな空気感漂う風景を描く水津達大(1987年広島県生まれ、東京藝術大学大学院修了)、ガラスの中に幻想的な世界と閉じ込めた立体や墨を用いた絵画的なガラス平面作品を手掛け国内外で発表する十川賀菜子(1986年大阪府生まれ、ロチェスター工科大学アーティストインレジデンス、大阪芸術大学大学院修了)に注目したい。

 

蓄積された記憶から生じる風景を描く水津達大は、抑えた色彩に澄んだ青が美しく印象的な水際の風景を中心に

 

自らのトラウマ的な記憶を作品に昇華させ受賞を重ねる村上早は大作《ふるえ》を中心に

 

特集ブースは以下
草間彌生特集/千住 博特集/井上有一特集/篠田桃紅特集/玉井祥子特集/ミヤケマイ特集/村上 早特集/水津達大特集/伊藤隆之特集/セッタンジェリ首藤あつき特集/十川賀菜子 Glass Exhibition/コンテンポラリーアート特集/ストリートアート特集/五十川満 写真特集『世界一美しい猫たち』/HABU写真特集/honokaのエメラルド―as it is―あるがままに/松田瑛里子アートジュエリー特集/田島享央己特集

 

会期中にはイベントも開催。7月22日(土)15時より、弁護士・アートコレクターの小松隼也氏と元ブルータス副編集長の「フクヘン」こと鈴木芳雄氏の公開対談「現代アートと暮らす」、7月23日(日)15時より、写真家・五十万満とキャッテリー「Cattery TRIPLE TIARA」増田有美氏のトークイベント、写真集『世界一美しい猫たち ラパーマ』のサイン会が予定されている。

 

【展覧会】2017 MITSUKOSHI ART CUBE

【会期】2017年7月19日(水)~24日(月)

【会場】日本橋三越本店 新館7階ギャラリー(東京都中央区日本橋室町1-4-1)

【TEL】03-3241-3311

【営業時間】10:30~19:30 ※最終日は18:00閉場

 

【関連リンク】「2017 MITSUKOSHI ART CUBE」スペシャルサイト

 


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