DIC川村記念美術館に「トゥオンブリー・ルーム」開設

2016年09月09日 19:31 カテゴリ:最新のニュース

DIC川村記念美術館は、サイ・トゥオンブリーのブロンズ彫刻を新たに収蔵。これにより、同館所蔵のトゥオンブリーの絵画作品《無題》(1968年)とあわせて展示することが可能となり、9月3日「トゥオンブリー・ルーム」が開設された。

 

サイ・トゥオンブリー(1928~2011)はロスコやポロックらアメリカ抽象表現主義と呼ばれる巨匠たちの次世代を代表する画家で、彫刻、素描、写真作品においても優れた業績を残した。同館で8月末まで開催された「サイ・トゥオンブリーの写真」展では、写真を中心にその全貌が紹介されたことも記憶に新しい。

 

新収蔵品の原型となった作品は、1966年に旧友に贈るため制作された、作家の人生において極めて重要なもの。トゥオンブリーは1946年に彫刻の制作を始めたが、その作品数は絵画や素描に比べ少なく、作品に対する真摯な姿勢を示すかのように寡作であったといえる。繊細な眼差しと感性によって導かれた彫刻は、日常的でありながらも象徴性を伴い、プリミティヴでありながらどこか高尚さを感じさせる。

 

「トゥオンブリー・ルーム」は常設展示スペースのため、特別展の開催期間中も鑑賞可能。「ロスコ・ルーム」とともに、同館の新たな見どころとして楽しみたい。

 

【関連リンク】DIC川村記念美術館

 

 


関連記事

その他の記事