アートでどう食べていく?誰に発信する? 『アートプロジェクトの悩み』発売

2016年08月18日 18:58 カテゴリ:最新のニュース

 

現在、日本全国で乱立しているアートプロジェクト。その最前線で活躍する者の悩みに迫る書籍『アートプロジェクトの悩み 現場のプロたちはいつも何に直面しているのか』が8月24日に発売される。

 

同書は連続対談形式のトークショー「アートプロジェクトで789(なやむ)」の様子をまとめたもの。これまでフェスティバル/トーキョー、鳥取藝住祭、十和田奥入瀬芸術祭、あいちトリエンナーレ、札幌国際芸術祭、国東半島芸術祭、TERATOTERAなどに関わってきた「現場のプロ」が抱える「悩み」について、リアルな本音や現実的なところを交えながら斬り込む。

 

対談のホストは、吉祥寺のアートスペース「Art Center Ongoing」の代表や、中央線・高円寺駅~国分寺駅周辺地域で展開するアートプロジェクト「TERATOTERA」のチーフディレクターを務める小川希(おがわ・のぞむ)。対談相手は「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクターの相馬千秋をはじめ、作家の藤浩志、遠藤一郎、千葉正也、泉太郎、井津京子、太田祐司、東野哲史、山本篤、和田昌宏、アーティストユニットのNadegata Instant Party[中崎透+山城大督+野田智子]、キュレーターの服部浩之、飯田志保子、遠藤水城、ディレクターの林暁甫や森司といった18名。

 

「アートでどうやって食べていく?」「プロジェクトは誰に向けて発信する?何をどう残す?」「キュレーションはどこまで”技術開発”できる?」など様々な問題について考え、悪戦苦闘している彼らだからこそ答えられる言葉の数々が並ぶ。「地域アート」論も巻き起こる現在において、今後のヒントが満載の一冊だ。

 

 

【発行】株式会社 フィルムアート社

【仕様】四六判/ソフトカバー 240頁

【定価】1,800円+税

【ISBN】978-4-8459-1609-2

【発売日】2016年8月24日

 

【関連リンク】フィルムアート社

 


関連記事

その他の記事