荒木経惟ら写真家6名のドキュメンタリーが2日間限定で再上映決定!中平卓馬、森山大道のドキュメント映画も特別上映

2016年08月04日 16:29 カテゴリ:最新のニュース

 

 

神宮前・VACANTにて6月29日〜7月1日の3日間限定で上映され、連日満員となったドキュメント映画『TRACES OF A DIARY – 日記をたどる』。6名の日本人写真家の日常を16ミリフィルムで追った同作が、その好評を受け、同じくVACANTにて2日間限定で再上映される。さらに今回は、中平卓馬と森山大道のドキュメント映画の特別上映が決定した。

 

『TRACES OF A DIARY – 日記をたどる』は、ポルトガル人アーティストのアンドレ・プリンシペ(André Principe)とマルコ・マルティンス(Marco Martins)により2010年に制作された記録映像作品。森山大道、荒木経惟、中平卓馬、ヒロミックス、梶井松陰、吉行耕平といった6名の日本人写真家の日常を約1年半かけて追って撮影された。

 

特別上映の『カメラになった男-写真家 中平卓馬』(監督・制作・編集・撮影:小原真史)は、2003年制作のドキュメント映画。先鋭的な写真と言葉で「政治の季節」を牽引した中平は、77年に病に倒れ記憶と言葉の大部分を失うことなったが、それ以降写真を撮ることが生活のほとんどすべてとなった。同作では3年間密着し、横浜の自宅周辺を日々撮影する姿や、失われた記憶をなぞるようにかつて訪れた沖縄へと向かう姿を追う。映像内では荒木経惟、高良勉、東松照明、港千尋、森山大道らが登場する。

 

 

同じく特別上映の『森山大道 記録 | MOVIE IN LONDON』(監督・編集:佐藤充)は、2012年秋のロンドン、テート・モダンでのウィリアム・クラインとの展示から半年間、長期密着取材を敢行し、森山の伝説的な個人写真誌「記録」の軌跡を追ったドキュメンタリー。ロンドンの街でのスナップの現場、ウィリアム・クラインとの劇的な出会い、「記録」シリーズが生まれたきっかけとその制作過程を生々しく捉えた映像から、作家の辿った半世紀を振り返る。今作の上映回では、今年2月~6月にパリのカルティエ財団現代美術館で開催された個展「DAIDO TOKYO」の際に行われたインタビューなどもあわせて上映される。

 

2日間の上映プログラムは以下。各回入替制。

 

8月15日(月)
12:00~14:00 第1部『カメラになった男-写真家 中平卓馬』
15:00~17:00 第2部『森山大道 記録 | MOVIE IN LONDON』
18:00~20:00 第3部『TRACES OF A DIARY-日記をたどる』

 

8月16日(火)
12:00~14:00 第1部『森山大道 記録 | MOVIE IN LONDON』
15:00~17:00 第2部『カメラになった男-写真家 中平卓馬』
18:00~20:00 第3部『TRACES OF A DIARY-日記をたどる』

 

 

 

 

 

【イベント】「TRACES OF A DIARY-日記をたどる」再上映記念
「カメラになった男-写真家 中平卓馬」「森山大道 記録 | MOVIE IN LONDON」特別上映会

【日時】8月15日(月)・16日(火)
 第1部 12:00~14:00 / 第2部 15:00~17:00 / 第3部 18:00~20:00 ※各回30分前開場

【会場】VACANT(東京都渋谷区神宮前3-20-13 2F)

【料金】当日1,500円(前売り1,300円)※1ドリンク付

【定員】入替制 各回100名(自由席)

 ▶前売りチケット予約はこちら ※当日チケットは前売チケットの残数がある場合にのみ販売。

【主催】shashasha / twelvebooks / プレクサス株式会社

 

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