福武財団「犬島パフォーミングアーツ助成」にダミアン・ジャレと名和晃平

2016年01月05日 10:53 カテゴリ:最新のニュース

 

公益財団法人福武財団は2015年度から行っている瀬戸内海文化研究・活動支援助成の新規プログラム「犬島パフォーミングアーツ助成」の2016年度採択事業を決定、ベルギーを拠点とするダンサー及び振付家、ダミアン・ジャレと彫刻家・名和晃平による「Vessel」(SANDWICH Inc.)が選ばれた。

 

「犬島パフォーミングアーツ助成」は岡山県に位置する犬島の「文化力」向上のため、パフォーミングアーツを主体とした芸術・文化創造活動を助成するもの。今回採択された「Vessel」では舞台芸術を名和晃平が、振付けをダミアン・ジャレが担当。パフォーマンスとインスタレーションが一体となり、身体と彫刻、液体と固体、エロスとタナトスなど、あいまいな境界を探る作品となっている。

 

なお今回選考委員を務めたのは北川フラム(株式会社アートフロントギャラリー代表取締役会長・福武財団常務理事)、久野敦子(公益財団法人セゾン文化財団プログラムディレクター)、相馬千秋(特定非営利活動法人芸術公社代表理事)の三氏。同作の選考理由を「犬島公演の独自性に重点を置いた作品内容が期待を感じさせ、プラン、マネジメントなど提案に具体性が富んでいる」としている。

 

 


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