[寄稿]郷さくら美術館 特別展「彩図鑑(いろいろずかん) 中島千波の世界」:中島美子(おぶせミュージアム・中島千波館 学芸顧問)

2015年12月11日 11:14 カテゴリ:最新のニュース

 

桜屏風から花シリーズ、デッサン等の回顧展

 

 

2015年12月12日から2016年2月28日まで中目黒にある郷さくら美術館 東京にて「彩図鑑(いろいろずかん) 中島千波の世界」展を開催致します。総作品数は56点です。

 

22年前、平成4年10月に千波の生まれ故郷である長野県小布施町に“町立おぶせミュージアム・中島千波館”が開館致しました。千波47歳の時です。若い作家と共に成長してゆく手作りの美術館です。私も学芸員の資格を取り、毎年秋に千波展を開催してきました。今展はおぶせミュージアム・中島千波館の全面協力を得て「いつでも桜の絵が観られる」特徴のある郷さくら美術館 東京で初めての千波ミニ回顧展です。

 

1階は今回新たに描いた福島県会津の「石部の櫻」と、「春夜三春の瀧櫻」「櫻雲の目黒川」「樹霊淡墨櫻」「素桜神社の神代櫻」の5点の桜屏風からスタートします。

 

「人間とは何か?」を追求する“人物・社会シリーズ”、牡丹、椿、桜、胡蝶蘭等の“花シリーズ”、各国の玩具と花の“おもちゃシリーズ”、週刊朝日の“平家物語挿絵”、そして“デッサン”と色々な作品と出会える展示となっております。

 

作家の言葉と作品解説のキャプションにも力を入れました。絵と合わせてゆっくりと鑑賞して頂きたいと思っています。

 

 

 

 

 

【会期】2015年12月12日(土)~2016年2月28日(日)

【会場】郷さくら美術館 東京(東京都目黒区上目黒1-7-13)

【TEL】03-3496-1771

【休館】月曜、ただし1月11日は開館し翌日休館、12月28日(月)~1月4日(月)

【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般500円

【関連リンク】郷さくら美術館

 

■作家によるアーティスト・トーク

【日時】2016年1月23日(土)14:00~

 

 


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