日本の美術館にもInstagramブームの兆し?森美術館やポーラ美術館がスタート

2015年10月06日 17:34 カテゴリ:最新のニュース

 

写真や動画のシェアに特化したSNS「Instagram」。2010年にサービスをスタートし、現在では一日に8千万以上の写真が投稿されるなど、TwitterやFacebookとは異なるシンプルさで人気を博しており、美術界でもアーティストやギャラリーなどがアカウントを保有、作品や展覧会会場などをシェアするPRツールとして利用されている。

 

美術館の分野ではこれまでMoMAやTATE、メトロポリタン美術館、ルーヴル美術館、大英博物館など海外の名だたる美術館博物館がアカウントを作成し、館のPRのほか、来館者とのコミュニケーションツールとしても積極的に使用しているのが現状だ。

 


 

しかし日本の美術館に関しては山種美術館がいちはやく取り入れたものの、これまではアカウントを保有する館はほとんど見られなかった。そんな中、9月に入り森美術館がInstagramアカウントを作成、また箱根のポーラ美術館も「自然と都市」展の開幕に合わせ、10月2日に利用を開始した。これに関し、森美術館マーケティンググループの洞田貫氏は「森美術館では、現在開催中の「ディン・Q・レ展」はじめ、展覧会の撮影許可や、館内の一部で写真撮影ができるエリアを設ける等、来館者に館内の様子をSNSで拡散をしてもらうような試みをしてきました。 そのような中、SNS、特に「インスタグラム」に、当館のハッシュタグ(#moriartmuseum #森美術館)等をつけた画像が活発にアップされており、中でも「インスタグラム」に多くの画像が投稿されているため、ユーザー間の画像交流をフォローすべく、オフィシャルアカウントの運用を開始致しました」とその理由を語る。

 

また海外ではハッシュタグや特定のテーマを通じて美術館と来館者が直接コミュニケーションするケースが見られるが、これについても「森美術館の画像を投稿される方、また投稿された画像をご覧になった方が、もっと森美術館に興味をもってもらえるようなツールとして、オフィシャルアカウントからも画像を投稿していきながら、他のユーザーとも交流していきたいと考えています」とInstagramを新たなコミュニケーションの場とする姿勢を見せた。

 


なお森美術館同様に、館内での写真撮影を可能としている館もあるが、そうした美術館でも新たなPRあるいは交流のかたちとして、今後Instagramがどのように活用されていくのか、注目したい。(取材・文/橋爪勇介)

 


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