総額1300万円、(公財)テルモ生命科学芸術財団が現代美術の助成を開始 締切は10/31

2015年09月03日 16:28 カテゴリ:最新のニュース

 

公益財団法人テルモ生命科学芸術財団はこれまで行ってきた科学技術の助成に加え、今年より芸術関係に対する助成をスタート、現代美術分野への助成を行うと発表した。

 

同財団は「芸術の中でも、社会の中でアートとアーティストの果たす役割を重視したい」とし、現代美術への助成は「現代という時代に生きるアーティスト、それを反映するアートが「精神と心の活性化」の観点から、今を共有する我々自身にとって意義深いものだと考えるから」だとしている。助成の詳細は以下の通り。

 

 

■助成内容

現代美術に関する諸活動(下記にリスト)の提案に対して助成を行う。

a:制作助成

b:発表・展示助成

c:調査・研究助成

d:現代美術を活用した諸活動の助成

なお、b:発表・展示助成、c:調査・研究助成、d:現代美術を活用した諸活動の助成の対象は原則として1950年以降の作品とする。また、b:発表・展示助成、d:現代美術を活用した活動の助成は、国内での実施に限る。

 

■助成金額、助成期間

a:制作助成、b:発表・展示助成、d:現代美術を活用した諸活動の助成

・300万円/年 × 2年間(計600万円) 1件

・200万円/年 × 2年間(計400万円) 1件

・100万円/年 × 1年間 3件

・50万円/年  × 1年間 6件

 

c:調査・研究助成

・100万円/年 × 1年間 1件

・50万円/年  × 1年間 2件

 

2015年度助成金総額=1300万円

 

なお助成期間は2016年4月~2017年3月あるいは2016年4月~2018年3月。また同法人からの助成金と重複して、別の助成を受けても、差し支えないとしている。また助成の対象となる経費は同財団HPを確認のこと。

 

■申請者

現代美術の作品制作、発表・展示、調査・研究又は現代美術を活用した諸活動に従事する個人又は団体。申請者は、個人の場合は、日本国籍を有する者又は日本に活動の基盤を置く外国籍の者。団体の場合は、日本の美術館・博物館もしくはその他の非営利団体。なお1申請者あるいは1団体から、上記a、b、c、dの助成のうち1件の申請に限る。営利企業、営利団体、海外で活動する場合に、日本国内に常時連絡が取れる連絡先をもたない個人は申請不可。

 

■推薦者

助成金額を300万円/年×2年間あるいは200万円/年×2年間で応募する場合には、推薦者が必要。

 

■申請方法

所定の用紙に記入の上、郵送で申し込みのこと。用紙は同財団HPからダウンロード可。また添付資料についても同サイトを参照のこと。

 

■申請期間

2015年9月1日~2015年10月31日(消印有効)

 

■選考委員会

小池一子(武蔵野美術大学 名誉教授)

小崎哲哉(京都造形芸術大学大学院学術研究センター 客員研究員)

蔵屋美香(東京国立近代美術館 美術課長)

 

■問合せ

現代美術助成 受付窓口(一般社団法人アーツアライブ)

〒150-0001 渋谷区神宮前3-15-19-101

TEL:03-6721-1673 FAX:1675

e-mail:terumo-f@artsalivejp.org

 

【関連リンク】テルモ生命科学芸術財団

 

 


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