【展覧会】横浜美術館で「石田尚志 渦まく光」開催 初の大規模個展

2015年01月23日 08:30 カテゴリ:最新のニュース

 

絵画 / 映像 ―「越境」のアーティスト

 

《燃える椅子》2013年/ビデオ ©Takashi Ishida

《燃える椅子》2013年/ビデオ
©Takashi Ishida

 

絵画制作のプロセスである「絵を描く」という行為そのものに着目し、それを映像メディアによって作品化する石田尚志。その大規模個展が横浜美術館で開催される。

 

石田尚志は1972年東京都生まれ。1990年より本格的な絵画制作、92年頃より映像制作を始める。愛知芸術文化センターオリジナル映像作品《フーガの技法》(2001年)、横浜美術館での滞在制作作品《海の壁-生成する庭》(2007年)等で注目を集める。2007年に五島記念文化賞美術新人賞受賞。現在多摩美術大学准教授。石田が多くの作品で用いるのは、「ドローイング・アニメーション」という独自の手法。抽象的な線を少しずつ描いてはコマ単位で撮影するという行為を反復して、「動く絵(ムーヴィング・ピクチャー)」を制作、映像の中の絵画は描かれ続ける、終わりのない絵画となる。

 

《海の壁-生成する庭》制作風景(横浜美術館、2006年)、©Takashi Ishida

 

今展覧会は、昨今、現代美術および映像の領域で大きな注目を集める石田尚志にとって初めてとなる大規模な個展。「絵巻」「音楽」「身体」「部屋と窓」の4章で構成され、過去20年間の代表作に新作の映像インスタレーションを加え、パフォーマンスや上映会などの多彩な関連イベントも交えてその創作活動を俯瞰する。

 

(左)《海坂の絵巻》2007年、ビデオインスタレーション
(横須賀美術館での展示風景、2007年)、©Takashi Ishida
(右)《色の波の絵巻》2010年、ビデオ、©Takashi Ishida

 

《フーガの技法》(原画)2001年、インク・鉛筆、紙、©Takashi Ishida

 

《光の落ちる場所》2015年、ビデオ、©Takashi Ishida

 

《海の壁-生成する庭》2007年、ビデオインスタレーション(東京都現代美術館での展示風景、2011年)、©Takashi Ishida、Photo : Haruyuki Shirai

 

【会期】2015年3月28日(土)~5月31日(日)

【会場】横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1) TEL 045-221-0300

【休館】木曜

【開館】10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般1,500円 高校・大学生900円 中学生600円 小学生以下無料 

※2015年4月4日(土)は観覧料無料、毎週土曜は高校生以下無料(生徒手帳、学生証を提示)

【関連リンク】横浜美術館

 

 

■上映&トーク

【日時】2015年4月19日(日)、4月26日(日) 14:00~15:30(13:30開場)

【会場】横浜美術館 レクチャーホール

【定員】240名(各日12時より総合案内で整理券配布)

【料金】無料

 

■ライブドローイング「横浜絵巻」

【日時】2015年5月5日(火・祝) 14:00~15:00

【会場】横浜美術館前広場(雨天の場合は美術館正面ポルティコ)

【料金】無料(事前申込不要)

 

■石田尚志ワークショップ「映像の光」

【日時】2015年5月2日(土) 15:00~19:30(休憩含む)

【会場】横浜美術館 市民のアトリエ

【対象・定員】12歳以上・15名(抽選)

【料金】2,000円(会期中に使える観覧券付)

【申込】往復はがきまたは公式サイト「イベント」申込フォーム

【申込締切】4月13日(月)必着

 

■子どもの日ワークショップ 親子講座「動く絵をつくろう!」

【日時】2015年5月5日(火・祝) 10:00~11:30

【会場】横浜美術館 子どものアトリエ

【対象・定員】小学生とその保護者・20組(1組4名まで、抽選)

【料金】無料

【申込】往復はがき(詳細は公式サイト「イベント」を参照)

【申込締切】4月13日(月)必着

 


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