【ニュース】「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」設立

2015年01月14日 13:58 カテゴリ:最新のニュース

 

「新しい芸術のための、新しい学校」を謳う

講師陣に会田誠、堀浩哉、中ザワヒデキなど

 

カオス*ラウンジ+新津保建秀《首都圏清掃整理促進運動2020》

カオス*ラウンジ+新津保建秀《首都圏清掃整理促進運動2020》

 

思想家・東浩紀が代表を務める(株)ゲンロン(東京都・品川区)と美術家・美術評論家の黒瀬陽平が所属するアーティストグループ「カオス*ラウンジ」が協働し、アーティストのための新たな教育機関「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」を設立、1月12日に五反田のゲンロンカフェでキックオフ・イベントが開催された。

 

同校は既存の美大制度に疑問を投げかけるものとして誕生した場であり、黒瀬氏は「ゲンロン=カオス*ラウンジ新芸術校の「教育」は、現代アートに求められるアクチュアルな知と想像力を提供するだけでなく、日本美術史上に歴史的な「事件」を起こそうとしている。これまで「未遂」の状態であり続けた、本当の美術教育とアートシーンの構築を成し遂げる、という事件を。いかなる権威や既得権益にも安住することのない「在野の知」をもって、最も先鋭的な「前衛」の領域を確保すること。それは、ドイツのバウハウスやアメリカのブラック・マウンテン・カレッジ、岡倉天心の日本美術院といった美術史上の偉大な教育的実験の系譜に連なるプロジェクトなのである」としている。

 

また同校のプログラムは「レクチャー」「ワークショップ」「ツアー」を月ごとに繰り返すように組まれており、授業期間は1年間(2015年4月から2016年3月まで)。講師陣には黒瀬氏をはじめ、会田誠氏、北川フラム氏、岸井大輔氏、高山明氏、土屋誠一氏、堀浩哉氏、中ザワヒデキ氏、東浩紀氏らが名を連ねており、作家・評論家など現代美術の最前線で活躍する講師から多様な視点で捉えた現代アートを学ぶ事ができる。

 

また作品講評会には東氏、黒瀬氏、堀氏のほか「美術手帖」編集長の岩渕貞哉氏やワタリウム美術館キュレーターの和多利浩一氏が参加する。

 

授業の詳細、授業料、申込方法などは公式サイトより確認してほしい。

 

 


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