【受賞】 「第26回 倫雅美術奨励賞」に田中修二氏、荒木夏実氏

2014年11月12日 09:46 カテゴリ:最新のニュース

 

美術評論家の河北倫明・雅枝夫妻が設立した公益信託倫雅美術奨励基金が主催、優れた新鋭の美術評論家、美術史研究家に対する顕彰を行う「倫雅美術奨励賞」(運営委員長・市川政憲)の、第26回受賞者が決定した。

 

美術評論・美術史研究の各分野で活動する関係者から今年は54件の推薦を受け、同基金運営委員会で審議・選考した結果、美術史研究部門として『近代日本彫刻集成』(国書刊行会刊)第三巻の監修を行った田中修二氏、美術評論部門として森美術館「ゴー・ビトゥイーンズ展 こどもを通して見る世界」の企画及びカタログ中の論文を担当した荒木夏実氏が受賞者に選ばれた。

 

 

web<美術史研究部門> 田中修二 (大分大学教育福祉学部 准教授)

 

『近代日本彫刻集成』第三巻の監修(国書刊行会)

 

 

 

1968年生まれ。京都市出身。1999年3月成城大学大学院文学研究科美学・美術史専攻博士課程後期修了。博士(文学)。2001年4月大分大学教育福祉科学部講師。05年4月同助教授。07年4月より現職。2010年7月大分大学大学院教育学研究科研究指導教員。2012年4月大分県立芸術文化短期大学非常勤講師(継続中)。

 

 

web1<美術評論部門> 荒木夏実 (森美術館キュレーター)

 

「ゴー・ビトゥイーンズ展 こどもを通して見る世界」の企画及びカタログ中の論文(森美術館)

 

 

 

東京都出身。1990年3月慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。93年9月英国レスター大学ミュージアム・スタディーズ学部修士課程修了。94年~2003年三鷹市芸術文化振興財団学芸員。03年より森美術館キュレーター。2010年より慶應義塾大学非常勤講師。

 

 

倫雅美術奨励賞は、選考対象を、概ね2年間に国内で発表された優れた美術評論、美術史研究、展覧会の企画(カタログ等含む)とし、対象年齢はその年の12月1日現在で概ね50歳未満の者。受賞1件に対して、奨励金として100万円が贈られる。顕呈式は12月10日(水)、東京・紀尾井町のホテルニューオータニにて。

 

【関連リンク】

国書刊行会『近代日本彫刻集成』シリーズ

森美術館

 

「新美術新聞」2014年11月21日号(第1361号)3面より

 


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