【受賞】 第24回タカシマヤ美術賞・団体助成 決まる

2014年01月28日 10:58 カテゴリ:最新のニュース

 

左から町田久美氏、志賀理江子氏、鈴木弘治・髙島屋社長、淺井裕介氏

左から町田久美氏、志賀理江子氏、鈴木弘治・髙島屋社長、淺井裕介氏

有能な作家の発掘・支援と豊かな芸術文化の創造を目指し、新鋭作家個人及び美術文化の発展に寄与した団体への助成を行う「公益信託タカシマヤ文化基金」(酒井忠康運営委員長)の贈呈式が1月20日(月)に開催された。

 

個人に贈られる「タカシマヤ美術賞」には淺井裕介氏(絵画)、志賀理江子氏(写真)、町田久美氏(絵画)の三氏。

 

井裕介(1981年東京都生まれ)

神奈川県立上矢部高等学校普通科美術陶芸コース卒業。ARATANIURANOでの個展多数のほか六本木アートナイト2013などグループ展に参加。VOCA 2009展大原美術館賞(09年)、第5回東山魁夷記念日経日本画大賞(12年)を受賞した。3月4日からは日本橋髙島屋1階ロビーにて岩手県の子ども達とつくる巨大作品が展示される予定。

受賞コメント

「絵を描くことそのものに興味があり、それを突き詰めた結果、描くという行為を介して人とのコミュニケーションの術や社会との繋がり方を学び、多くの出会いに恵まれた。自分が今生きている社会を絵を描きながら勉強してきたのかなと思っている。全ての場所で描く機会を探しながら、そこで望まれるかたちを追求しながら頑張っていきたい。」

 

志賀理江子(1980年愛知県生まれ)

2004年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ卒業。せんだいメディアテークでの個展や六本木クロッシング2010、あいちトリエンナーレ2014などに参加。第33回木村伊兵衛写真賞(08年)、宮城県芸術選奨新人賞(13年)を受賞。

受賞コメント

「08年冬から宮城県に移り住んで写真を撮ってきたが、写真の中の世界(被写体)と自分との関わりというのを強く意識して活動してきた。震災前から自分が(写真を通して)集落の人たちとどういうことをしてきたか。(震災はあったが)それでも変わらなかった部分が一番重要だと思う。それが今も地域の人たちと繋がる強い絆になっている。」

 

町田久美(1970年群馬県生まれ)

多摩美術大学絵画科日本画専攻卒業。西村画廊での個展や東京都現代美術館、大原美術館でグループ展に参加の実績がある。

受賞コメント

「コミュニケーションをテーマに絵を描いてきたが、いつのまにか絵を描くことそのものがコミュニケーションになっていると今回の受賞で気づかされた。これを大きな糧として制作に励みたいと思う。」

 

 

また「タカシマヤ団体助成」の対象団体は「横浜トリエンナーレ組織委員会」と「版画京都展実行委員会」の2団体に決定した。各団体代表者のコメントは以下の通り。

 

横浜トリエンナーレ組織委員会委員長・逢坂恵里子氏(横浜美術館館長)

「横浜トリエンナーレに助成いただいたということは、今私たちが生きているこの時代の美術、新しい時代の美術を伝えていく必要性・大切さが理解してもらえたのだと思う。」

 

版画京都展実行委員会・平木美鶴氏

「これまでは海外の版画家が日本で活動する受け皿がなかったが、14年経った今ではそういう位置づけが生まれたと思う。こういった活動に対して助成いただいたことに感謝したい。」

 

【関連記事】 「ヨコハマトリエンナーレ2014」第3回記者会見開かれる
 

「新美術新聞」2014年2月1日号(第1334号)3面より

 


関連記事

その他の記事