【愛知】 舟越桂 2012 永遠をみるひと

2012年10月23日 17:51 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

「月の降る森」 2012年 作家蔵 撮影:今井智己

日本メナード化粧品創業者の野々川大介氏と夫人の野々川美寿子氏が中心となって収集した約1,400点の美術コレクションを所蔵するメナード美術館。今秋、開館25周年を迎えた同館では、これを記念して開館25周年記念展「舟越桂2012」を開催している。

 

 

彫刻家・舟越桂(1951年岩手県生まれ)は、肖像画を思わせる人物像や2004年からの「スフィンクス」シリーズに代表される異形のフォルムなど、その静謐で気品溢れる佇まいの木彫作品が国内外で高い評価を受けている。1997年に平櫛田中賞、2003年に中原悌二郎賞を受賞。昨年2011年には紫綬褒章を受章し、現代日本を代表する彫刻家としてその活躍は目覚しい。

 

 

 

 

 

中部地区では初めての個展となる今展では、初期の作品から最新作「月の降る森」までの木彫22点をドローイングや版画とともに展示。その作品の深化の有り様を示すとともに、伝統木版画の技法を用いて絵巻物を再現するプロジェクト「伝統手摺刷木版画絵巻物」の原画として描かれた水彩画「ピノッキオ」全14点を初公開し、これまでとは一味違う新たな魅力も紹介する。また、会期中は同館コレクションより舟越が選んだブランクーシ、ピカソ、アンソールら西洋絵画の名品16点を別途展示するなど、人々を魅了し続ける彫刻家・舟越桂の世界を多様な視点から紐解いていく。

 

 

【会期】2012年9月15日(土)~11月25日(日)

【会場】メナード美術館(愛知県小牧市小牧5丁目250番地)

☎0568‐75‐5787

【休館】月曜

【開館時間】10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)

【料金】一般1000円 高大生600円 小中生300円

【関連リンク】 メナード美術館公式ホームページ   メナード美術館公式Facebook ページ

 

 

「ピノッキオ」より 2010年 初公開コレクション メナード美術館蔵 

<学芸員によるギャラリー・トーク>

【講師】同館学芸員

【日時】10月27日(土) 15:00~(約20分)

※申込不要・当日の入場券が必要

 

<名古屋造形大学公開講座>

第4回「ポストモダン散歩―さすらう美の形を追って」

【講師】三頭谷鷹史(名古屋造形大学特任教授/美術評論家)

【日時】11月17日(土) 14:00~(約90分)

【会場】アネックス・ホール(別館)

※要申込

【関連リンク】 名古屋造形大学公開講座2012

 

 

 


関連記事

その他の記事