【上野】 工房集作品展「生きるための表現」

2012年09月03日 19:25 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

齋藤裕一「ドラえもん」色鉛筆、紙 2005-2006年

みぬま福祉会を母体とする埼玉県川口市の施設「工房集」では、障害のあるメンバーが多種多様な表現活動に取り組む。その作品は、絵画や書といった平面作品から、織、木工にステンドグラスと幅広い。その活動に社会的な意味も生み出せるよう、15年以上にわたり、活動を継続してきた。

 

今展では118名のメンバーが「生きるための表現」として生み出した作品を紹介する。根源的な欲求から生み出された作品は、ときに現代アートの潮流とも交わりながら、強いメッセージ性をもって見る者に迫る。「表現するとは何か」、その問いとも向き合う貴重な機会となるだろう。

 

今展は、リニューアルオープンを機に、東京都美術館が新たに始めた「都美セレクション グループ展公募 第1回」として開催。プレゼンテーション審査を経て、選抜、実施されるものである。

 

大倉史子「がいこつアメリカンチェリーさくらんぼ」マーカー、紙 2006年

出品作家:

渡辺孝雄、渡邉あや、西川泰弘、前田貴、田中悠紀、小森谷章、佐々木華枝、柴田鋭一、納田裕加、大倉史子、尾崎翔悟、齋藤裕一、野田夢友、関翔平、羽生田優、武石トシ子、五十嵐久、横山明子、足立暁子、阿部美幸、三角賢治、安藤正幸、太田博子、長谷部浩紹、佐々木省伍、鈴木千夏、梅澤勝典、白田直紀、田中啓示、後藤友康、宮川佑理子、柏葉康之、鈴木大視、井林尚輝、小山健太、黒川幸司郎、今井幸彦、岡田亜弓、足立直久、天野孝太郎、金子慎也、阿久津康仁、石井隆浩、林直登、宮里亨、片波見知代、伊勢川秀穂、長谷川昌彦、伊藤裕、大橋直行、早船和也、荒井尭、鴨志田勇貴、栗田英二、和田良弘、栗原和秀、横山涼、高谷こずえ、金子隆夫、箭内裕樹、平井亮太、成宮咲来、鶴岡一義、野本竜士、大串憲司、野口敏久、緑川悠貴、大内健太、石黒尚巌、鴇田恵子、高橋創、福田勝則、梅澤翔、成本忠臣、本間充宏、杉浦公冶、松山真由美、木代至子、関友子、田村美弥、鈴木潤、諸岡幸一郎、嶋修二、関口忠司、土屋莉恵、土屋郷子、高山栄一、小澤邦晃、岩瀬賢美、関谷由美子、篠原誠、水野裕一、大塚勝子、大塚たね、箕田哲実、矢部幸治、松崎亮、遠藤好三、長田繁子、吉律子、小西清子、横山松幸、草野結美、大久保雅章、福島香織、渋谷博一、関根嘉宏、阿部佐知子、鈴木聡子、中野真、福島良、三浦貴大、関根一博、小泉千尋、藤田英高、田島絵里、鈴木綾乃、廣川由布子(代表者:宮本恵美)

 

横山明子「フーセン」マーカー、紙 1998‐2005年

【会期】 2012年9月9日(日)~16日(日)

【会場】 東京都美術館 公募展示室1階第4展示室(東京都台東区上野公園8-36)

☎03-3823-6921

【休室】 無休 【開室時間】 9:30~17:30(入室は閉室30分前まで、最終日のみ13:30まで)

【料金】 無料

 

 

ギャラリートーク

9月9日(日)14:00~15:00

【出席】 中津川浩章氏(「工房集」アートディレクター)、東ちづる氏

【会場】 同展示室内

【料金】 無料

 

 

 


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