【芦屋市立美術博物館】阪神沿線の文化110年 モダン芦屋 クロニクル-アート、ファッション、建築からたどる芦屋の芸術

2015年05月29日 15:17 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

文化の香りただよう街、芦屋の歴史辿る

 

 

六甲山を背景に大阪湾が開ける温暖な気候に恵まれた自然環境をもつ芦屋。そこで形成されたモダニズム文化とゆかりの芸術を紹介する展覧会「阪神沿線の文化110年 モダン芦屋 クロニクル-アート、ファッション、建築からたどる芦屋の芸術」が芦屋市立美術博物館で開催されている。

 

芦屋は元来芦屋、打出、三条、津知の4つの村からなる農業、漁業の営まれた地域として白砂青松とうたわれるのどかな場所。明治中頃より鉄道の開通とともに急速に発展し、大正初めには阪神間を代表する健康地として注目され、商人の街大阪と貿易港として栄えた神戸という近代都市で働く人々の理想的な住宅地として人気を博した。そこでは、日本の伝統様式を重んじながら西洋の生活様式が取り入れられた新しいライフスタイルが築かれ、阪神間モダニズム文化が形成され、美しく風情ある明媚な環境とモダニズム文化を背景に、画家や写真家たちが芦屋に居を構え、互いに影響を与えながら数々の名作を生み出していく。

 

今展では、近代化が飛躍的に進んだ明治末から昭和初めの芦屋のライフスタイルを、建築、文芸、生活に関する資料等から紹介するとともに、芦屋ゆかりの画家、小出楢重や上山二郎、長谷川三郎、伊藤継郎、吉原治良のほか、新興写真運動の先駆けとなった芦屋カメラクラブ、戦後の日本を代表する前衛美術グループ具体美術協会を紹介。総数200点の作品・資料で文化の香りただよう街、芦屋の歴史を辿る。

 

 

 

 

【会期】2015年5月23日(土)~8月2日(日)

【会場】芦屋市立美術博物館(兵庫県芦屋市伊勢町12-25) TEL0797-38-5432

【休館】月曜、ただし7月20日は開館、7月21日は休館

【開館】10:00~17:00(入館は16:30まで)

【料金】一般500円 大高生300円 中学生以下無料

【関連リンク】芦屋市立美術博物館

 

 


関連記事

その他の記事