【宇都宮】 彫刻のちから 

2013年01月16日 20:51 カテゴリ:最新の展覧会情報

 

佐伯留守夫・齋藤誠治・篠崎明雄 宇都宮が生んだ彫刻家三人展


 

 

佐伯留守夫 「双華」 1965年 186.5×57.0×60.0cm 木・着彩 宇都宮美術館蔵

齋藤誠治 「ベル・オブ・ロマンス」 2004年 89.5×48.5×64.0cm 大理石 宇都宮美術館蔵

篠崎明雄 「リベカ」 1974年 122.0×39.0×28.5cm ブロンズ 宇都宮美術館蔵

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐伯留守夫(1912~86)は、木彫を中心に直立した人物像を制作し続けた。37年東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、近代的な木彫着彩の作品で改組第1回文展に入選。その後次第に様式的な造形美を追求していく。

 

齋藤誠治(1933年生まれ)は、石彫を中心に木彫やブロンズ鋳造など、今なお旺盛な制作を続ける。東京藝術大学卒業後、アメリカへ渡り、その後はニューヨークを中心に活動。一貫して〝いのち〟をテーマにし、抽象的で、より具体的な〝いのちのかたち〟を示す。

 

篠崎明雄(1934~93)は、木彫とブロンズ鋳造を中心に、静かに佇む独特の造形を生み出した。東京藝術大学卒業後、新制作協会を中心に作品を発表。72年東京藝術大学の職を辞した後、私費でヨーロッパへ留学。その後の作品は植物的な生命を感じさせる造形で、宗教的な厳かさを持つ。

 

本展では3人の作品を約120点紹介する。

 

 【会期】 2013年1月6日(日)~2月11日(月・祝)

 【会場】 宇都宮美術館(栃木県宇都宮市長岡町1077)

 ☎028-643-0100

 【開館時間】 9:30~17:00(入館は閉館30分前まで) 

 【休館】 月曜(1月14日は開館)、1月15日(火)

 【料金】 一般700円 高大生500円 小中生300円 (市内在住または市内の学校に通学している小中高生無料)

 障害者手帳をお持ちの方及び介護者1名は無料

 【関連リンク】 宇都宮美術館 公式ホームページ

 

ワークショップ「樹の記憶」

2月2日(土)、2月3日(日)10:00~16:00

【講師】福田順忠(彫刻家)

無料、20名(両日とも参加可能な中学生以上)

要申込み

 

 

「新美術新聞」2013年1月21日号(第1301号)4面より

 


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